アニメがかなりの話題になって全巻重版出来にもなった『サイレントウィッチ』ですが、まだ視聴していないひとの中には、
「アニメでは原作のどのあたりまで放送したのか気になる」
というひともいるんじゃないでしょうか。
今回はアニメ未視聴組のひとたちに向けて、
- アニメ『サイレント・ウィッチ』は原作のどこまでを描くのか
- アニメはどんなところが見どころか
- 各話の内容
について紹介していきます!
この記事さえ読めば、何話でどんなエピソードが描かれているのかまるわかりですよ!
目次
アニメ『サイレントウィッチ』は、原作の3巻まで!
アニメ『サイレント・ウィッチ』は原作3巻までのエピソードを描いています。
物語の世界には魔法が存在しますが、詠唱失くして魔法を扱うことは不可能だと言われていました。
ですが、ひとりの少女が「詠唱なしでは魔法は使えない」という常識を覆したのです。
それこそが、リディル王国の魔術師たちの頂点”七賢人”がひとり、”沈黙の魔女”の二つ名で呼ばれるモニカ・エヴァレット。
天才だけど他人が怖くて仕方ないモニカちゃんですが、ある日突然同僚のルイスからある任務を押しつけられてしまいます。
その任務というのが、「本人にも悟られないように第二王子を護衛すること」。極秘任務を全うするため、モニカちゃんは王子の通うセレンディア学園に生徒として潜入することになるのですが──。
『サイレント・ウィッチ』は、人間不信のかたまりだったモニカちゃんが、偽りの学園生活の中で、人として少しずつ変わっていく様子を描いた物語です。
そんな一人の少女の成長を描いた『サイレント・ウィッチ』は、ざっくりと分けるとアニメと原作で以下のような対応になっています。
| アニメ話数 | 原作巻数 | 内容 |
| #1~#4 | Ⅰ(第1巻) | セレンディア学園に入学~ソーンリー先生にお仕置き |
| #5~#9 | Ⅱ(第2巻) | 学園生活に四苦八苦~ケイシーとの決別 |
| #9~#13 | Ⅲ(第3巻) | チェス大会~<星紡ぎのミラ>回収 |
ここからは、各話についてより詳しく紹介していきますね!
アニメ第9.5話|ダイジェストで楽しむのもアリ
せっかくアニメで見るなら全話目を通せたほうがきっと楽しめますよね。
とはいえ、他にも見たいアニメがたくさんあったり、仕事や趣味が忙しくてなかなか時間が取れないひとも多いはず。
そんなあなたにオススメしたいのが、最初に第9.5話を見ちゃうこと。
アニメ『サイレント・ウィッチ』はエピソード10が9話までをまとめた振り返り編9.5話になっているんです。
9.5話はストーリーの流れが分かりやすくまとまっているだけでなく、モニカちゃんの活躍がぎゅぎゅっと詰まっているので、これだけでも十分楽しめます!
まずは9.5話を見て、「これはハマりそう!」と思ったら1話からじっくり見るもよし、残りの10話から楽しむのもよしですよ!
- アニメ『サイレント・ウィッチ』には9話分をまとめた総集編9.5話がある!
- 9.5話を見ればストーリーも作品の魅力もまるわかり!
- 忙しいひとは9.5話を見て、最初から見るか続きからみるか決めると効率的かも?
アニメ第1話~第4話|モニカちゃんの魅力詰め合わせ
アニメ第1話から第4話までが、原作『サイレント・ウィッチ』の第1巻にあたります。
モニカちゃんの人となりと才能が描かれ、物語に深く関わってくるキャラたちの多くが登場します。
ここまで見れば『サイレント・ウィッチ』の魅力がよくわかる、いわば物語のイントロとも呼べる部分だと思います。
第1話|モニカちゃんのコミュ障&最強ぶりの詰め合わせ
記念すべき第1話は、モニカちゃんが”七賢人”の同期であるルイスに「本人にもバレないように第二王子を護衛する」という極秘任務を押しつけられるところからはじまります。
なんとか拒否しようと必死なモニカちゃんの泣き顔が、それだけで博覧会でも開けるんじゃないかというくらい多彩な表情で描かれているのが堪りません。もはや顔芸大会といってもいいくらい。
CVの会沢紗弥さんの演技もモニカちゃんの演技にぴったりで、「むーりー!」ともげるくらいに首を振る様子や、「あばばばばばば」とパニックを起こすところなんかは、声がつくと解像度爆上がりしちゃいますよ。
コミュ障なモニカちゃんも大変に魅力的なんですが、”沈黙の魔女”としてモニカちゃんが竜を退治していくシーンこそ第1話の見どころです!
風の精霊王シルフィードを召喚して翼竜たちをあっけなく倒していくモニカちゃんの様子は、圧巻のひとこと。
原作第1巻の表紙にもなっている、口もとに指を当てながら魔術を行使するモニカちゃんのキメシーンは鳥肌が立ってしまうくらいかっこいいんです!
ここだけでもアニメで見る価値がありますよ!
第2話|セレンディア学園に潜入!主要キャラお披露目回
アニメ第2話からは物語のメイン舞台であるセレンディア学園にモニカちゃんが潜入します。
生徒会会長にして護衛対象のフェリクス王子や、無二の親友になっていくラナなど、モニカちゃんと深く関わっていくことになるキャラがどんどん登場します。
人前でうまく話せずに落ち込むだけだったモニカちゃんが、声を震わせながらラナに「ありがとう」を伝えるシーンには、言われたラナと同じくらい口もとがもにょもにょしてしまいました。
モニカちゃんが大好きなものといえば、魔術と数学ですが、モニカちゃんが秘める数学への偏愛っぷりが見事に表現されているのが、黄金比の説明シーンです。
普段は人前でうまく話せないのに、「フェリクス殿下の体形がいかに黄金比か」ということを解説し始めたときの饒舌ぶりときたら!
某ガリレオ先生を思わせる勢いで数式を書きなぐり、マシンガンのごとく解説を早口で口走るモニカちゃんには、オタク的には共感してしまうところがありました。
こういうギャップも、モニカちゃんの魅力を深めてくれますよね。
第3話|モニカちゃん、生徒会役員就任
第3話は、フェリクス殿下に危害を加えようとした疑いをかけられたモニカちゃんが、真犯人を突き止めることになったお話です。
持ち前の頭脳で犯人を突きとめたこと、会計記録をとんでもない速度と正確さで見直したことで、晴れて(?)生徒会会計に指名されたモニカちゃん。
モニカちゃん本人としては泣きじゃくるほど恐ろしい事態ですが、「フェリクス王子の秘密の護衛役」としては大快挙ですね。
ここからモニカちゃんの生徒会役員ライフが始まることになります!
おめでとう、モニカちゃん! がんばれ、モニカちゃん!
第3話で注目したいのが、生徒会副会長のシリル・アシュリーとの出会いです。
フェリクス王子に危害を加えようとした犯人の調査の途中で、貴族同士のいざこざに巻き込まれてモニカちゃんは階段から転げ落ちてしまうんですが、この時に生徒会の副会長シリルと出会うんですよね。
自他ともに厳しいシリルは、いつもおどおどしているモニカちゃんを叱咤してばかりですが、シリルの責任感が強くて努力家な一面は、モニカちゃんの心の支えであり目標となっていきます。
第4話|”沈黙の魔女”の本領発揮
生徒会第4話では、生徒会の予算を着服していた黒幕を懲らしめるお話です。
魔力暴走したシリルを止め、その原因の存在に気づいたモニカちゃん。
生徒会の予算を横領し、隠ぺいのためにシリルに精神干渉魔術を仕掛けた犯人は、生徒会顧問であるソーンリー先生でした。
ソーンリー先生とモニカちゃんが対峙するシーンは、原作1巻のラストシーンでもあるだけにアニメ『サイレント・ウィッチ』の名シーンのひとつです。
”完璧な式”で組み上げた精神干渉魔術でソーンリー先生を悪夢に誘うモニカちゃんの姿は、”沈黙の魔女”の名にふさわしい威圧感がありました。
第4話のみどころは、なんと言ってもモニカちゃんが魔術を使うシーン!
暴走したシリルの魔術を完封して抑え込むシーンや、蝶のかたちをした精神干渉魔術でソーンリー先生を包む場面など、無言で行使される魔術が幻想的に描かれていて瞬きすらもったいないくらいです。
同僚のルイスをして「バケモノ」と称されるほどのモニカちゃんの実力が、いかんなく発揮されている神回です!
サイレントウィッチⅡ|ダンスに紅茶、友だちの裏切り
『サイレント・ウィッチ』アニメ第5話~第9話の前半までが原作の第2巻にあたります。
ダンスの補習やお茶会の練習、選択授業に悩んだりと、セレンディア学園の生徒としての生活に悪戦苦闘するモニカちゃんの姿が楽しめますよ。
そしてなにより、大切な友人でもあるケイシーとの苦しいお別れも描かれます。
最初は泣きながら任務ではじめた偽りの学園生活が、モニカちゃんにとって大切なものになっていくのが、5話~9話を見ているとよく分かります。
第5話|学園生活盛りだくさん
アニメ第5話は盛りだくさんな内容になっています!
- 休日のお出かけでこっそり地竜退治&グレン登場
- 基礎魔術授業であわや!正体バレの大ピンチ
- チェスに触れて才能開花
- 偽の商会を撃退!新しい友人ケイシーとの出会い
こうして並べてみると本当に盛りだくさんな一話ですよね。
まだまだ他人が怖くて仕方ないモニカちゃんですが、人間態のネロに少し慣れたり少しずつ変化が見られるようになります。
”沈黙の魔女”という正体がバレないように学園生活に奮闘するモニカちゃんの姿は、応援しながら視聴したくなること間違いなしです!
第5話のオススメシーンは、モニカちゃんがはじめてチェスに触れる場面です。
チェスの盤面に向かった瞬間、ゲームに没入して思考を巡らせるモニカちゃんの姿は、どことなく威圧感があります。
数学と魔術に向き合っているときと同じ、真剣な表情のモニカちゃんはおどおどしているときとはまるで別人です。
第6話|貴族な授業にあたふた
第6話はまさしくモニカちゃんが学園生活に悪戦苦闘するお話です。
セレンディア学園は貴族の子どもたちが集まる場所なだけに、授業でも貴族らしい科目がそろっています。
ダンスの補習やお茶会の予行練習などなれないことに向き合うモニカちゃんを助けてくれる仲間たちの存在が微笑ましいですね。
ダンスをするときの緊張のほぐし方が、「宝石の幾何学的性質に想いを馳せること」だったのは、あまりにもモニカちゃんらしくて笑ってしまいましたが(笑)
6話の見どころといえば、モニカちゃんがお茶会でコーヒーを提供するシーンでしょうか。
用意していた茶葉を捨てられるという嫌がらせを受けたモニカちゃんですが、「自分の好きなものを友人にも振る舞いたい」という思いつきでコーヒーを用意します。
お茶会で同席したクローディアが言う通り、「場違いな一杯」であることには違いないかもしれませんが、モニカちゃんなりの気遣いが感じられるエピソードです。
第7話|悪役令嬢の恐ろしさが頼もしい
第7話では、ここまでなかなか出番のなかったイザベル嬢が大活躍するお話です。
第3話で階段から転げ落ちる原因になったカロラインからお茶会のお誘いを受けたモニカちゃん。
生徒会の一員として「お茶会もちゃんとできなきゃダメだ」考えたモニカちゃんはお誘いを受けることにします……が、なんとそのお茶会でお茶に一服盛られて倒れてしまいます。
クローディアの助けもあり大事には至りませんでしたが、「お茶会にうまく対応できなくてごめんなさい」と罪悪感に苛まれるモニカちゃんの姿は、会沢紗弥さんの名演技もあって、胸を抑えずにはいられないくらいきゅっとしてしまいます。
第7話で語りたいのが、なんといっても自称悪役令嬢のイザベル嬢による意趣返し。
普段は”沈黙の魔女”の正体を隠すため、モニカちゃんをいびる悪役令嬢を演じているイザベル嬢ですが、今回ばかりは我慢できなかったようです。
モニカちゃんに嫌がらせをしたカロラインとその取り巻きを脅すイザベル嬢の頼もしさと言ったら!
相手を安心させてから絶望させるやり口から、そのしぐさに至るまで、何もかも「これぞ悪役令嬢の鑑(かがみ)!」という振る舞いで、とってもスカッとします!
敬愛する”沈黙の魔女”様への愛がとまらなかったイザベル嬢の活躍、必見です。
第8話|裏切りと、七賢人の責務
第8話は、友だちの裏切りに直面するお話です。
学園祭が迫る中、生徒会役員として学園祭の準備を進めるモニカちゃん。
ところが、手伝いを買って出たケイシーといっしょに資材搬入にあたっていると、資材が崩れるとアクシデントが発生。
間一髪大事にならずに済んだものの、モニカちゃんはアクシデントがケイシーの自作自演であることに気づいてしまいます。
見て見ぬふりをできずに問いただすと、ケイシーは「フェリクス王子に危害を加えるつもりだった」ことをあっさりと告白します。
それと同時に、魔道具による爆発が起きることを察知したネロとモニカちゃんは、爆発阻止に動きだします。
第8話で目が離せないのが、魔道具「螺炎」無力化ために結界を書き換えるシーンです。
モニカちゃんが結界の防御機構をねじ伏せ、難解な術式をみるみるうちに書き換えていくところは、一刻を争う緊張感に手に汗握らずにはいられません。
「”七賢人”として誰も傷つけさせないため」「ケイシーを決定的な犯罪者にしないため」
必死に魔術式に向かうモニカちゃんの様子はぜひアニメで見てもらいたいシーンのひとつです。
第9話前半|それでも友だち
9話の前半で、ケイシーとの決別が描かれます。
結界の書き換えに反応したルイスが現場に現れ、ケイシーを犯人として連行しようします。
「このまま連れていかれれば、ケイシーが極刑になってしまう」
なんとかそれを阻止しようと、モニカちゃんはルイスに対してケイシーの一件をなかったことにしてもらおうと取引を持ち掛けます。
政治闘争にも他人にも興味がなかったモニカちゃんが、誰かのために必死になる姿は彼女の変化をよく表しています。
「私とあなたは友だちじゃないじゃないんだから、泣かないの」とわざと突き放そうとするケイシー、ぽろぽろと涙を流しながら「忘れません」と首を振るモニカちゃん。
立場の違いから決別してしまったふたりですが、最後までお互いを想いやっているのがひしひしと伝わってきました。
モニカちゃんとケイシーの別れ際の表情が、アニメで見ると一層涙を誘いました。
サイレントウィッチⅢ|背筋を伸ばして、一歩前へ
アニメ『サイレント・ウィッチ』の第9話の後半から13話までが、原作3巻のエピソードにあたります。
大切な友だちひとりであるケイシーとの別れに涙しながら、それでも背筋を伸ばしていこうと決めたモニカちゃん。
過去の確執を克服したり、”七賢人”として<星紡ぎのミラ>の回収に奔走したりと、3巻のエピソードでは、物語のスタート時点よりずっと成長したモニカちゃんの様子が描かれています。
また、完璧を絵に描いたようなフェリクス王子の、いつもとはちがう様子を垣間見ることにもなります。
第9話後半|背筋を伸ばして、前を向いて
第9話の後半はモニカちゃんが選択した乗馬とチェスの授業での様子が描かれます。
乗馬の授業では、フェリクス殿下に乗馬の手ほどきをしてもらい、「背筋を伸ばすこと」の大切さを学びます。
「馬に乗れるようになったよ、って伝えたいひと(=ケイシー)がいるんです」と口にするモニカちゃんからは、友だちとの別れに落ち込むだけではない、前向きが感じられます。
チェスの授業では、生徒会メンバーであるエリオットとほんの少しだけ打ち解けることに。
はじめてチェスをしたときに、モニカちゃんにキャスリングを教えなかったことをエリオットが謝罪したのです。
モニカちゃんは「自分で調べもせずに、人から教わったルールを鵜呑みにした自分が悪い」と返すのですが、なんだかモニカちゃんの自己肯定感の低さというか、自分と他人への無頓着さを感じさせてしまいます。
キャラの解像度を上げるうえで押さえておきたいのが、エリオットによる回想シーンです。
回想では、小さい頃のエリオットとハワードが描かれます。
幼い頃のフェリクス王子は病弱で、いまの完璧ぶりからは想像もつかないほど何もかもが人並み以下でした。
貴族としての威厳のかけらもないフェリクスを、エリオットは疎ましく思い、あるいたずらを仕掛けます。
ですがエリオットのいたずらせいでケガをしたフェリクス王子は、「ケガをしたのは自分の責任だ」といってエリオットを庇ったのです。
フェリクス王子の優しさと自責的な様子がモニカちゃんに重なって見えたエリオットは、フェリクス王子がモニカちゃんをやたらかまう理由を悟ります。
この回想シーンは、フェリクス王子が何を考えているのか、そして原作勢のひとには物語のとっても重要なキーとなる部分のため、ぜひ押さえていただきたいところです。
第10話|チェス大会と、過去の確執
第10話はチェス大会編が始まります。
チェスの授業でめきめきと頭角を現したモニカちゃんは、チェスの対抗試合のメンバーに抜擢されます。
普通なら胸を張ってもいいくらいの大快挙のはずですが、目立つことを嫌うモニカちゃんは「むーりー!」と涙目です。
それに、対戦校のひとつはモニカちゃんが”七賢人”になる前に通っていた魔術師養成機関「ミネルヴァ」。
モニカちゃんは、かつてたった一人の友人だった人物と再会することを恐れていました。
そしてチェス大会当日。恐れていた事態──かつての友人バーニー・ジョーンズと再会してしまうことになるのです。
バーニーは、モニカちゃんにとってミネルヴァ時代の唯一の友人でした。
いじめられていたモニカちゃんをバーニーが助けたことからはじまったふたりの交流は、いつもバーニーにモニカちゃんが泣きつくという構図でした。
ですが、モニカちゃんが無詠唱魔術を習得し、”七賢人”となったことをきっかけにバーニーは「あなたは僕をずっとバカにしていたんでしょう」とモニカを突き放してしまいます。
このことが、モニカちゃんにはトラウマといっていいほどの心の傷として残っているのです。
第10話で見逃せないのが、モニカちゃんのイメチェンです!
「会いたくない人物に会うこと」に怯えたモニカちゃんのために、変装も兼ねてラナがモニカちゃんのドレスアップをしてくれるのです。
印象が変わったモニカちゃんがかわいいのはもちろんなんですが、「眼鏡をかけるとチェスが強そうに見えます」と息巻いたり、年相応に見えると言われてよろこぶモニカちゃんがとってもキュートです。
「身だしなみを整える」というやりとりを通じて感じられるモニカちゃんとラナの友情が、『サイレント・ウィッチ』全体の魅力のひとつだと思っているので、ぜひ注目してほしいですね。
第11話|かつての友人と決別、そして和解
第11話では、モニカちゃんとバーニーの因縁に決着がつきます。
チェス大会の先鋒として圧勝したモニカちゃんに接触してきたのが、バーニーでした。
モニカちゃんの変装に気づいたバーニーは、激しくモニカちゃんを責めるのですが、そこをラナが助けてくれるのです。
大切な友だちであるラナを侮辱したバーニーに、モニカちゃんはついに怒ります。
この瞬間、モニカちゃんは「バーニーに許してもらおう」「バーニーにいつか褒めてもらおう」という未練をあきらめ、前だけを向くことにしたのです。
ふたりの確執に決着が着くうち、チェス大会では不穏な動きが。
ミネルヴァのチェス部顧問ピットマン教諭が、謎の魔術師にすり替わっていたのです。
事態に気づいたバーニーは、謎の魔術師に応戦しますが、窮地に立たされ、それを助けたのがモニカちゃんでした。
魔術を使って敵を倒したということは、モニカちゃんにとっては正体がバレて偽りの学園生活が終わるということ。
今度はなにを思ったのか、助け船を出してくれたのがバーニーでした。
モニカちゃんの代わりに侵入者を倒したと名乗り出てくれたバーニーのおかげで、モニカちゃんの学園生活はまだ続くことになりました。
チェス大会編にはアニメと原作で異なる部分があるんです。
原作では描かれている「モニカ VS バーニー」のチェスの試合が、アニメではカットされています。
怯えることも、容赦もなくバーニーに圧勝するモニカちゃんの様子は、モニカちゃんが完全にバーニーとの因縁を克服した正銘のようなシーンのため、アニメで放送されなかったのが個人的には残念です。
原作勢にはこの違いに注目してもらいたいし、アニメだけ視聴しているひとには原作でぜひ読んでほしいシーンでもあります。
第12話|モニカちゃん、夜の祭りで不良になる
最終回間近の第12話では、モニカちゃんが不良になってしまいます。
”七賢人”のひとり”星読みの魔女”メアリーに呼び出されたモニカちゃんは、コールラプトンの祭りで行われる『魔術奉納』に同行することになります。
コールラプトンの街に降り立つと、そこにはお忍びでひとり祭りに参加しているフェリクス王子の姿が。
フェリクス王子をひっそりと護衛するために探し始めるモニカちゃんですが、結局フェリクス王子に見つかってしまいます。
自分がひとりで祭りにきた言い訳に悩んだモニカちゃんが口走ったのが「実は私、不良なんです……!」というもの。
なんとも苦しい言い訳ですが、結局それを面白がったフェリクス王子といっしょにお祭りを巡ることに。こうして「不良」同士の夜遊びが始まりました。
第13話|<星紡ぎのミラ>回収と、大切なもの
アニメ『サイレント・ウィッチ』の最終話では、<星紡ぎのミラ>回収と、モニカちゃんにとって大切な本との出会いが描かれます。
フェリクス王子扮するアイクとの夜遊びの途中、<星紡ぎのミラ>が盗まれるという緊急事態が発生。
土地の魔力を吸い上げる古代魔道具<星紡ぎのミラ>がなければ、魔術奉納が行えずに「鐘鳴らしの祭り」が中止になってしまいます。
お祭りを中止にしたくないモニカちゃんは、<星紡ぎのミラ>回収に向かいます。
古代魔道具の猛攻をしのぎ、精神干渉魔術で無力化までこなしたモニカちゃんの活躍は、アニメのなかでも屈指の戦闘シーンです。
<星紡ぎのミラ>を回収した後、アイクと合流したモニカちゃん。
ふたりが向かったのは、アイク行きつけの古書店でした。
古書店のなかを探索するうち、モニカちゃんはいまはもういない父レイン・ベネディクトの著書を見つけます。
金貨二枚という値段を付けた店主と、そんな大金を立て替えて本をプレゼントしてくれたアイク。
ふたりがそれだけの価値を父の本に認めてくれたことに涙しながら、モニカちゃんは感謝の言葉を口にします。
最終話で見てほしいのが、ラスト数分のモニカちゃんのモノローグ。
寄り添って手を貸してくれる友人、自分を認めてくれる生徒会のメンバー。
偽りの学園生活にの中で、自分はいろんな人に支えられているんだという感謝。それと自分の正体を明かせないことへの申し訳なさを抱えたモノローグは、モニカちゃんのひととしての成長をそのまま体現しています。
最初は嫌々押し付けられた任務だった学園生活も、気づけばモニカちゃんにとって離れがたいものになっていることがこの数分で痛いほど伝わってくるので、ここだけでも見てみるのはいかがでしょうか。
まとめ
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この記事では、アニメ『サイレント・ウィッチ』が原作のどこまでを描いているかを紹介しました。
- 『サイレント・ウィッチ』はアニメで原作の3巻までを描いている!
- 第9.5話で9話までのあらすじを把握できる
- 『サイレント・ウィッチ』はモニカちゃんの成長の物語
いかがでしたか?原作を読んでいるひともまだ読んでいないひとも、アニメで視聴すると『サイレント・ウィッチ』の魅力を映像でも音声でも楽しむことができますよ!

