アニメ『エンジェルビーツ = Angel Beats!』といえば、泣ける作品として有名ですが、そうは言っても、観たことがなければ本当かどうかは分かりませんよね。
ですが「まだ観たことない……」というあなたにお伝えしたいのは、『Angel Beats!』は
間違いなく泣ける
作品だということ!
それでは実際にはどんなところが泣けるのか? 今回は『Angel Beats!』について紹介しながら、なぜそんなに泣ける作品として有名なのかをお伝えします。
この記事を読めば、安心して『Angel Beats!』の感動シーンを楽しめるようになりますよ!
目次
『Angel Beats!』で泣ける理由
https://www.angelbeats.jp/cd/index.html ©VisualArt’s/Key/Angel Beats! Project
『Angel Beats!』で感動できる理由は、ひとつだけではありません。いくつのも要素を重ねて視聴者を号泣させてくれるんです。
- 「死後の世界」という独特の世界観
- ギャップが魅力のキャラクターたち
- 心震わせる名曲
- 名場面として有名な感動シーン
こうした要素が組み合わさっているからこそ、『Angel Beats!』は泣けるアニメとして成立しているんです!
感動を生み出す要素たち
https://www.angelbeats.jp/cd/index.html ©VisualArt’s/Key/Angel Beats! Project
世界観とあらすじ
まずはじめにお伝えしたいのは、『AngelBeats!』の独特な世界観。
物語は、主人公の少年・音無が記憶喪失のまま目覚めるところから始まります。舞台は一見すると、規模が大きいだけの普通の学園。けれどそこは、なんと単なる学園ではなく、死後の世界だったのです。
「理不尽な人生」を送ってきた若者たちが集まる世界で、神に抗う組織「死んだ世界戦線」に迎えいれられた音無は、彼らとともに過ごしていく──というのが大まかなあらすじです。
僕は初めて『Angel Beats!』を観たとき、この設定にのめりこんでしまいました。いわゆる普通の学園モノは観たことがあるけれど、「最初からみんな死んでるの!?」と驚きました。とれと同時に、「彼らは死後の世界でどんなふうに過ごすんだろう」と期待もしてしまいました。だって死後の世界で描かれる人生ドラマなんて、聞いただけでワクワクしませんか?
ギャップが魅力のキャラクターたち
物語を彩ってくれるのは、ひとクセもふたクセもあるキャラクターたちです。
例えば「死んだ世界戦線」を率いるリーダーの ゆり は、仲間たちから慕われるカリスマの持ち主。
主人公の 音無 は記憶喪失ということもあってか、死後の世界で好き放題する仲間たちに、僕たちと同じ目線で突っ込みを入れてくれます。
主人公たちと敵対している「天使」と呼ばれる少女 立華奏 も最初は無口で「何を考えているかわからない……」という印象です。けれど話が進むにつれて、少しずつ見えてくる人間らしさが魅力的です。
もちろんメインキャラ以外だけでなく、登場するのはみんなひとクセもふたクセもあるキャラクターばかりですよ!
それじゃあ彼らのどんなところが魅力的なんでしょう? それはずばり、
・日常パートで見せてくれる明るいバカ騒ぎ
・報われない人生を送ってきた
このギャップがキャラクターたちの魅力であり、感動をより一層引き立ててくれます!
コミカルなギャクの応酬
「戦線」のメンバーたちが過ごすのは、基本的に毎日がお祭り騒ぎのような、ハチャメチャな日常です。
死後の世界ということもあって、戦線のメンバーたちは現実世界では「こんなのありえない!」と叫びたくなるようなことばかりしています。いっそ過剰なくらいの激しいボケと突っ込みが、ぼくには面白くて仕方ありませんでした。
それこそ、毎週ゲラゲラ笑いながら観ていたら、家族に「うるさい!」なんて文句を言われちゃったくらいです(笑)
キャラクターたちの過酷な人生
笑いなしでは観られない日常パートとは対照的に、きゅうと胸を締めつけるのは、キャラクターたちが抱える過去──生前のお話です。
舞台は死後の世界ですから、当然彼らは全員死んでいます。それもみんな、生前に送ってきた人生は報われない人生がほとんど。 基本的には明るくコミカルな姿を見せてくれるキャラクターたちですが、物語が進むにつれて、ひとりひとりが抱える辛い過去にフォーカスが当てられるようになります。彼らの人生は、どれも息を呑むようなものばかりでした。
「もし自分が同じ体験をしたら、到底耐えられない……」と思うような悲劇。
考えただけで拳を振り上げたくなるくらい悔しくてたまらない、失敗や後悔。
どこか自分と重なる、劣等感に苛まれる人生。
あるいは、希望を見出した瞬間に道を閉ざされた無念。
彼らの人生を知れば知るほど、胸が張り裂けそうになったのを、今でも覚えています……。
こうしたキャラクターたちが見せてくれるギャグとシリアスのギャップが、過去が明かされた時の感動も、それが解消された時の感動も、より一層大きなものにしているんです。
耳にも心にも残る名曲
『Angel Beats!』が泣ける理由としては、音楽も紹介せずにはいられません。
たとえば「死んだ世界戦線」の陽動部隊として登場するのが、ロックバンド「Girls Dead Monster」(通称:ガルデモ)。
ガルデモは、作中で何度もライブを披露してくれます。ストーリーとリンクするように演奏される劇中歌は、そのどれもが名曲ばかり。
もちろん、オープニングやエンディングも何度も聞きたくなるよう神曲です!
今回は、中でもぼくがお気に入りの曲をオススメしちゃいますね!
Crow Song
作中でも観客を盛り上げてくれる代表的な一曲が「Crow Song」。
この曲を聞いたときには、まるで自分も会場で盛り上がる生徒の一人のような気分になりました。理不尽や社会に立ち向かおうとする歌詞とアップテンポな曲調が、「自分も負けてらんない」「やってやる!」という気持ちにさせてくれます。
「Crow Song」は今でも時折聴いてしまうくらい大好きな曲です。気分が落ち込んだ時に聞くと、今でもぼくを奮い立たせてくれます。
My Song
「My Song」はガルデモのボーカル兼リーダーの岩沢が披露したバラードです。
思わず聞き入ってしまうような弾き語りには、辛いことに挫けそうな時に、そっとよりそって勇気を分けてくれるような曲です。
はじめて聞いたときには、ストーリーの場面も相まって、知らず涙を流していたくらい胸に迫る名曲です。
My soul Your Beats!
「My soul Your Beats!」は『Angel Beats!』の代表曲といってもいいオープニング曲です。
ピアノの旋律からはじまるイントロや、世界観に沿った歌詞は毎回聞き惚れてしまう魅力があります。
ぼくはアニメを見返す時にはついオープニングを飛ばしてしまうことが多いんですが、この曲だけは絶対に飛ばさずに聞いていたくらい大好きな曲です。
感動的な名場面
なにより『AngelBeats!』を名作たらしめているのは、有名な名場面の数々と言っていいでしょう。
特にストーリーの後半は、今までの要素があるからこそ泣けるシーンばかり。もうハンカチを片手に観ないと、画面が見えなくなっちゃうくらいです。
いちばん泣ける「卒業式」
ファンの間で有名な、感動の名場面はいくつもありますが、中でもぼくが一番泣いてしまったのが、最終話の卒業シーン。
ストーリーが進むにつれて明らかになるのですが、死後の世界で過ごす人たちは、生前やり残したことを叶えることでこの世界から消滅 = 成仏してしまいます。それは生前の未練を解消できると同時に、仲間たちとの永遠のお別れも意味していました。それでも紆余曲折の末、主人公の音無は、仲間たちが死後の世界から「卒業」できるように手伝うことを選びました。
仲間のほとんどを成仏させた後、最後に残ったメンバーは、死後の世界から旅立つための「卒業式」を行います。楽しい時間を過ごした仲間たちとの、一生のお別れ。本当の「さようなら」になるのを分かっていても、お互いに笑顔で別れを告げるシーンは涙がぽろぽろ溢れてきました。
そして最後の最後まで残った音無と「天使」立華奏のふたりが別れを告げる場面。ぼくは声を上げながら泣いてしまいました。ハンカチどころかタオルでも足りないくらい大泣きです。
本当はもっと詳しく語りたくて仕方ないんですが、
物語のラストを飾るこの場面は、ぜひあなたの目で直接確かめてほしいです。
おわりに
https://www.angelbeats.jp/cd/index.html ©VisualArt’s/Key/Angel Beats! Project
いかがでしたか?
まとめると、『Angel Beats!』が泣ける理由は以下のようになります!
-
- 「死後の世界」を舞台にした独特な世界観
- ギャグとシリアスのギャップあふれるキャラクターたち
- 物語を彩る楽曲
- 号泣必至の名場面
『Angel Beats!』には、笑いや涙、心震える音楽を支えにした名場面がたくさんあります。
これこそが『Angel Beats!』が泣けると断言できる理由です。
もし「本当にAngel Beats!って泣けるの?」と半信半疑な人がいれば、ぼくは迷わず
「泣ける!」
と断言しますから、ぜひ一度『Angel Beats!』を観てみてください!!!